閉鎖空間(通常)

世界が灰色にそまっていた。暗い。思わず空を見上げる。 あれほど目映い橙色を放っていた太陽はどこにもなく空は暗灰色の雲に閉ざされている。雲なのだろうか? どこにも切れ目のない平面的な空間がどこまでも広がり、周囲を影で覆っている。 太陽がない代わりに灰色の空は薄ボンヤリとした燐光を放って世界を暗黒から救っている
(省略)
古泉「次元断層の隙間、我々の世界とは隔絶された、閉鎖空間です」
(省略)
古泉「半径はおよそ五キロメートル。通常、物理的な手段では出入り出来ません。
僕の持つ力の一つが、この空間に侵入することですよ」

涼宮ハルヒの憂鬱(第1巻)-涼宮ハルヒの憂鬱(P.237-P.238)より引用

閉鎖空間の情景である。閉鎖空間は閉ざされた空間であり、 次元断層の隙間の異空間に存在(発生)する。半径は五キロメートルと古泉一樹が言っているが、後々に出てくる 『あれでもまだ小規模なものです。』ということから、五キロメートルは小規模な部類ということがわかる。

古泉「閉鎖空間はまったくのランダムに発生します。 1日おきに現れることもあれば
何ヶ月も音沙汰なしのこともある。ただ1つ明らかなのは、」
(省略)
古泉「涼宮さんの精神が不安定になると、この空間が生まれることです」

涼宮ハルヒの憂鬱(第1巻)-涼宮ハルヒの憂鬱(P.239)より引用


古泉「中学時代は砂嵐のようだった精神も、 ここ数ヶ月は割りに
落ち着いて、僕としてはこのまま落ち着いていて欲しかったんですけどね。
ここに来てまた、トルネードを発生させている」

涼宮ハルヒの憂鬱(第1巻)-涼宮ハルヒの憂鬱(P.235)より引用


古泉「閉鎖空間が発生し始めました。 これまでにない規模だそうです。 ものすごい速度で拡大しているとのことです」
(省略)
古泉「つまりこういうことです。閉鎖空間は涼宮さんの無意識的ストレスによって発生します。 そして今の涼宮さんは非常に不機嫌です。 ゆえに閉鎖空間は発生し、彼女の機嫌が直らない限り拡大し続け、あなたもよくご存知の『神人 (しんじん)』も暴れ続ける、と、 そういうことですね」

涼宮ハルヒの退屈(第3巻)- 涼宮ハルヒの退屈(P.46) より引用

閉鎖空間の発生の仕方は、 涼宮ハルヒの精神状態(無意識的ストレス) によって発生するわけだが、発生する周期がまちまちであることがわかる。三年前から発生していたわけだが、 『中学時代には砂嵐だった精神も』とのことから1日おきに頻繁に発生していたことがわかる。『何ヶ月も音沙汰なし』という事象は、 中学卒業後、高校に入学してからのことではないかとも思われる。

古泉「さっきの一件ですが、なんとか涼宮さんの無意識に自制してくれたようですね。
閉鎖空間はどこにも出ていないようです。」

涼宮ハルヒの溜息(第2巻)-(P.199より引用


キョン「どうした。あのマヌケ空間がやっぱりまた発生したとは言うんじゃないだろうな」
古泉「いえ。昨日はとうとう出ませんでした。どうも今の涼宮さなんはイライラするより、 しょんぼりすることに忙しいみたいですよ。」

涼宮ハルヒの溜息(第2巻)-(P.210)より引用~

閉塞空間の発生にも例外があり、落ち込む状態の場合は発生しないことがわかります。

古泉「あの青い怪物の消滅に伴い、閉鎖空間も消滅します

涼宮ハルヒの憂鬱(第1巻)-涼宮ハルヒの憂鬱(P.245)より引用

閉鎖空間には、青い怪物、『機関』によると『神人(しんじん)』が登場し、 暴れ始めますが、その怪物を消滅させるとこにより、閉鎖空間も消滅を迎えます。 このことから神人を暴れさせる為に閉鎖空間が発生していることがわかる。


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Last-modified: 2009-05-22 (金) 15:33:17 (474d)